likkaのふるさとにいってみよう ~後編~

この投稿は後編です。前編コチラ。まだ読んでない方は読み終わってから戻ってきてね。

てなわけで、「ドゥン」の道をまっすぐ行けば彼の以前の住まい周辺に着くらしい。なんかさっきからはっきりしないな、とは思ってたけど、思えば小学校低学年で記憶が止まっているのだから仕方がないなという事にこの辺りでようやく気付いた。15年もたてばそんなものか。

likka「みんな大好き マルエツがあったはずなんだよなあ」

likkaによると「みんな大好き」は「マルエツ」の枕詞らしい。出先でマルエツを見かけると、彼はいつもそれを訴えてくるが僕は認めていないので、基本的に無視している。
彼の先の発言からおよそ10分ほど経ったところで発見した。

マルエツ 東菅野店

マルエツ 東菅野店

マルエツだあ。「ただいま~」という感じなのだろうか。まだあってよかったね。
しかし、このマルエツが、顔がほぼ同じ家が無限に続く、「住宅大迷宮∞(レジデンシャルラビリンスインフィニティ)」の入り口であったことに僕たちが気づくのはこの後すぐのことだった。

とにかく同じような家だらけだった。さっきも言ったように、彼の記憶もそこまではっきりしていないので、迷子になった。齢22にして迷子になるとは。
ここでもない、あそこでもないとか言いながら20分くらい同じようなところを右往左往してた。そして、ある手掛かりを見つけた。

笛を吹く妖精かな?

笛を吹く妖精かな?

likka「うわー!こんなのあった!」

どうやら「住宅大迷宮∞(レジデンシャルラビリンスインフィニティ)」の出口はここにあったらしい。この近くにあった公園でよく遊んでいたみたい。見つかってよかったよ。

えみこ

「えみこ」発見。これも何となく記憶にあるらしい。じわじわクるな、えみこ。絶対イイ女だ。

そんなこんなで彼のかつての邸宅へと辿り着いた。

メゾンロワイヤルA

AってことはBもあるんだよね?この向かいにあった家にお住まいだった、二つか三つ年上のお姉さんにいたずらを働いて、お宅まで謝罪しに行ったのが記憶に残っているらしい。この悪ガキめ。健やかに育ちやがって。

メゾンロワイヤルAに至るまでにも、旧友のお宅やよくお世話になったらしいお店の前を通ったり、そこでのエピソードを嬉々として話していたのが印象的だった。楽しい毎日だったんだね。

彼が通ってた小学校も近くにあったので連れて行ってもらった。近くとはいえ、大人の足で10分程度歩いたので、小学生はもっとかかると思う。校庭では近所の少年野球チームが練習していた。「菅野ベアーズ」とか「菅野オレンジロケッツ」あたりのチーム名を冠しているに違いない。

名物「二股滑り台」

文章だらけで退屈だと思うので、校庭の端にあった適当な滑り台でもご覧ください。飽きさせない努力は忘れずにしていきたい。次、行っていい?着いてきて。

likka「山があったんだよ。今日、登りたくてさ。」

こいつ正気か?今までもかなり歩いてきたぞ?もう十分君の幼少期は追体験できたよ?とは思ったが、話によると同じ小学校の友達のお宅が山の中にあって、その子のお宅の近くまで行ったことがあるらしい。それがべらぼうに楽しくて、またそのあたりまで行きたい、とのこと。あたりを見回しても山らしき影は見当たらないので、おそらく小高い位置を、子供ながらに「山」と認識していたのだろう。

けれど、そこに行ったことがあるのはたったの一度だけだと言う。
え?場所、覚えてないの?
ここから闇雲に上へ上へと目指すだけの時間が始まる。

坂を登り始めてしばらくすると、こんなモノと出会った。

「山」の入り口?

これが君の言っていた「山」なのかい?本人もいまいちピンと来てはいなかったが、「山っぽさ」はあるので入ってみることにした。
結論から言うと、これは「山」には繋がってはおらず、すぐにアスファルトが舗装された道に出てしまった。いかにも「山」だったのに。仕方ない、他を当たろう。

茂みの中の小さな社(やしろ)

ここ、夕方だったらめちゃくちゃ怖いんだろうな。街灯はなかったから陽が完全に落ちちゃうと視覚を奪われるので怖さが半減する、珍しいタイプ。

てくてく。てくてく。

眼圧

目つきが鋭すぎる。背筋が凍ってしまう。眉間にヤキ入れられてる…。
カタギじゃあねえな?

「山道」

これぞ。みたいなドンピシャリ道(どんぴしゃりどう)があった。「絶対ここだ、ここしかありえない!ここだろ?ここなんだよな!?」と隣のlikkaに目をやると、釈然としない面持ちをしていた。 …そう。ここでもないのである。この先を抜けては見たものの、下っていくばかりでちっとも「山」らしくなかった。

「山道」の途中で見えたこのスポットのみ奇跡的に「山」だった。でもここだけ。

かなり長い間歩いてきていたし、スズメバチとも遭遇(僕は大の虫嫌いなので、咄嗟のことに声も出せずに爆走して逃げました)して、二人ともかなりグロッキーになっていたので、なくなく諦めて帰ることにした。話を聞いた感じだと「緑が多くて、家から遠い場所」を在りし日のlikkaは「山」と認識していただけのようだった。実際この辺りはメゾンロワイヤルAから20分はかかる。そういう意味では「山」へは到達していることになりそうだ、と自分たちに言い聞かせることにする。

さーて、降りていくぞー。

家の敷地内にある電柱

こういう電柱って結構存在しているのかな。珍しいと思って撮ったけど、もしかしたらそうじゃないかも。何か知ってる人いたらコメントください。

この辺りは昔、貝塚だったのかな? 上貝塚もあるのかな?
こういう風にいろんな想像を働かすのも散歩の楽しみ方の一つだよな、と再認識させられる。

あぶないんだから気をつけなきゃだめだよ。

お前、さっきの奴よりなんか悪い顔してるな!わざとなのか!許さん!ムキーッ!!

ライフハッカーの住まう町、それが下貝塚。すげーいい町だな。

車のフロントガラスだって、オレにかかれば看板に早変わりさ。魔法?違う違う、オレはいつだってイケてるんだ。ギャルがあちこちでオレのウワサをするんだ。(洋楽の和訳テイストでお送りしました)

likkaという人間が育った町、市川。めちゃくちゃ楽しかった。割としっかり田舎で、初めて訪れた場所なのになんだか落ち着く感じがした。時間の進み方、東京と比べて緩やかだなって本気で思った。

帰り際に彼、小さいころに食べたラーメン屋が美味しくて、また食べに行きたいようなこと言ってたな…。
ならまた帰って来ようじゃない。いつでも付き合うぞ、相棒よォ。

前後編に渡って長々とお付き合いいただきありがとうございました。
では、また。

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この人が書きました。

鹿児島生まれ、足立区育ち。散歩好きな奴は大体友達。好きなひらがなは「ぷ」。嫌いな音は掃除機の音。

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